生活習慣病 – さっぽろ駅前内科・内視鏡クリニック|内視鏡、大腸内視鏡の名医
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診療科目

大腸カメラ(鎮静剤使用)

痛みのほとんどない安全な検査を 行っております

胃カメラ(経鼻内視鏡)

吐き気の少ない鼻からの胃カメラ検査(口からもできます)

ピロリ菌除菌治療

保険適用の検査・治療も行っています

一般内科

下痢 、腹痛等

生活習慣病

高血圧、高脂血症、糖尿病など生活習慣の改善指導も行っています

消化器疾患

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、胃炎など

生活習慣病

  • 高血圧
  • 高脂血症
  • 糖尿病など

高血圧

高血圧の疫学

· 高血圧症とは、くり返しの測定で収縮期血圧が140mmHg以上、あるいは、拡張期血圧が90mmHg以上であれば、高血圧と診断されます。
· 高血圧は動脈硬化を引き起こし、脳出血や脳梗塞、大動脈瘤、腎硬化症、心筋梗塞、眼底出血などの原因となります。
また、心臓は高い血圧にうち勝つために無理をすることになり、心臓肥大が起こり、心不全になることもあります。
· 日本の高血圧者は、約4000万人いると推測されています。
· 高血圧で、脳卒中(脳梗塞や脳出血)及び冠動脈疾患(心筋梗塞など)のリスクが高くなります。
· 収縮期圧が10mmHg低下すると、脳卒中は30%、虚血性心疾患は20%減少すると言われていいます。

血圧目標

診察室血圧
家庭血圧
若年者・中年者
130/85mmHg未満
125/80mmHg未満
高齢者
140/90mmHg未満
135/85mmHg未満
糖尿病患者
慢性腎臓病患者
心筋梗塞後患者
130/80mmHg未満
125/75mmHg未満
脳梗塞後患者
140/90mmHg未満
135/85mmHg未満

生活習慣の修正

· 日本国民の食塩摂取量は1日11g程度で、減塩目標は食塩6g/日未満です。
· 減塩1g/日ごとに収縮期圧が約1mmHg減少すると言われています。
· 体重を減らすことも大切で、BMI 25未満が目標となります。(体重4-5kgの減量で有意な降圧をもたらす。)
· 野菜、果物を積極的に摂取し、コレステロールや飽和脂肪酸の摂取を控えること、また魚の積極的摂取も推奨されます。
· 中等度の強さの有酸素運動を中心に定期的(毎日30分以上を目標に)に行うことが大切です。
· 喫煙は心血管の強力なリスクであり、一部で高血圧への影響も指摘されているので、喫煙の防止に努めることが重要です。
· 節酒:エタノール換算で男性20-30ml/日以下、女性10-20ml/日以下に節酒することが勧められます。

お酒の1単位(純アルコールにして20ml)

ビール
(アルコール度数5度)なら
中びん1本
500ml
日本酒
(アルコール度数15度)なら
1合
180ml
焼酎
(アルコール度数25度)なら
0.6合
約110ml
ウイスキー
(アルコール度数43度)なら
ダブル1杯
60ml
ワイン
(アルコール度数14度)なら
1/4本
約180ml
脳梗塞後患者
(アルコール度数5度)なら
1.5缶
約520ml

家庭血圧測定が大切

人によっては診察室では緊張して血圧が高くなりますが普段は正常な血圧である人(白衣高血圧)、逆に普段血圧が高いのに診察室では正常な血圧の人(仮面高血圧)もいます。
このため、家庭血圧を測定・記録して主治医に見せていただくことが、高血圧治療では大変重要となります。

家庭血圧の測定方法としては

①朝
②夜
起床後1時間以内
排尿後
座位1-2分の安静後
降圧薬服用前
朝食前
就床前
座位1-2分の安静後
* 指示により:
夕食前、夕の服薬前、
入浴前、飲酒前など
家庭血圧の目標値
収縮期圧 135mmHg以下
拡張期圧 85mmHg以下

降圧治療

食事や運動、体重コントロールなどでの血圧が高い方は、内服治療で血圧をコントロールすることで脳出血などの脳血管障害や心筋梗塞などの発症を予防することが大切です。

· 降圧薬は1日1回投与が原則ですが、状況により多剤併用、1日2回投与となります。

①カルシウム(Ca)拮抗薬
②アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)
③アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬
④利尿薬
⑤β遮断薬
⑥α遮断薬
⑦交感神経抑制薬
⑧血管拡張剤

高脂血症

高脂血症って何?

血液中の脂肪分(コレステロールや中性脂肪)が異常に多い状態のことです。これらが増えすぎると動脈硬化等を進行し、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞を起こしやすくなります。

コレステロールには種類があるの?

いわゆる善玉コレステロールと悪玉コレステロールの2種類があります。
善玉(HDL)コレステロールは体の中で余ったコレステロールを回収します。
悪玉(LDL)コレステロールは体の中で余ったコレステロールを全身に置いていきます。
悪玉が増えて善玉が減ると、特に血管の内側に脂肪分がたまって最終的には動脈硬化を起こしてしまいます。
このため、LDLコレステロールの上昇に、注意していかなければなりません。

痛くもかゆくもないし、生死にかかわるものか?

自覚症状が無くても、気づかないうちにどんどん健康を害していくところが、高脂血症の恐ろしいところです。
つまり、血液検査をすれば異常が見られるだけで何の不自由も感じず、自覚症状もありませんが、高脂血症が長く続くと動脈硬化が進行して血管が狭くなったり、プラークが破裂して血管の中で血の塊ができてしまったりして、ある日突然心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病気を引き起こすこともあります。
高脂血症と関係が強い心疾患や脳血管障害による年間死亡者数は、がんによる年間死亡者数をほど同程度です。

高脂血症に糖尿病、高血圧が一緒にあると、どれくらい危険か?

アメリカの大規模な研究によって総コレステロールが高いと、特に総コレステロールが220mg/dlを超えると急激に
危険が高まり、心臓病(狭心症、心筋梗塞など)の発症率が4倍増加する事がわかっています。
さらに下の表のように糖尿病や高血圧を併せ持つと心臓病になる危険率は相乗的に高まります。
動脈硬化の危険因子
心臓病になる危険率
高脂血症
4倍
高脂血症+糖尿病
16倍
高脂血症+高血圧症
16倍
高脂血症+糖尿病+高血圧症
32倍

高脂血症の食事療法

高脂血症の治療の上で、食事療法は非常に重要です。
できることからはじめて、バランスの良い食事が取れるように努力しましょう。
1)カロリー制限をする。

 

2)コレステロールの多い食事は控えめにする。

 

3)動物の脂より植物の油、魚の脂をとる

 

4)食物繊維をしっかりとる。

 

高脂血症の運動療法

糖尿病の運動療法に準じて行います。
ウォーキングなら約1時間、1万歩/日を目安に。1週間に3回以上するぐらいの運動が勧められます。

高脂血症の薬物療法

高脂血症の薬物療法は、血清脂質の値が高すぎる場合や、食事・運動療法をしばらく続けても効果が十分に現れない場合に始められます。
しかしながら、薬を飲んいても食事・運動療法はずっと続けていないと、薬の効果が十分にでないことがあります。
高脂血症の治療薬には、血清脂質のうち「何を下げたいか」によって使う薬が異なります。

<主にLDLコレステロールを減らす>
スタチン系 (HMG-CoA還元酵素阻害剤)
陰イオン交換樹脂
プロブコール

 

<主に中性脂肪を減らす>
フィブラート系

糖尿病について

糖尿病とは?

インスリンの作用不足により、常に体の中で血糖値が高い状態となり、様々な障害を引き起こす代謝疾患です。
日本では現在、糖尿病の疑いの強い人や予備軍の人が約1,620万人いるとされていて、今後も増加が見込まれています。
また、50歳以上では20%前後、あるいはそれ以上に及ぶ人が糖尿病かそれに近い状態といわれています。
糖尿病は症状の改善は可能ですが完治は難しく、余病を併発しやすくなります。
予防のポイントは何といっても生活習慣の改善です。

糖尿病の種類

1型糖尿病
膵臓がインスリンをほとんど、あるいは全く作らないために体内のインスリンの量が絶対的に足りなくなって起こる糖尿病です。
2型糖尿病
インスリンの量が不十分で起こる糖尿病と、肝臓や筋肉などの細胞がインスリン作用をあまり感じなくなるために、ブドウ糖がうまく取り入れられなくなって起こる糖尿病がある。食事や運動などの生活習慣が関係している場合が多
いです。日本の糖尿病者の95%がこのタイプです。

糖尿病の症状

のどの渇き。尿の量・回数が多い。体重が急激に減る。全身がだるく、疲れやすい。目がかすむ(視力障害)。立ちくらみ。手足のしびれ。

糖尿病の診断

糖尿病になると、血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が上昇してきます。この値を指標にして、以下のフローチャートで糖尿病の診断を行います。

糖尿病の合併症

糖尿病の治療法

糖尿病の治療法としては、初期段階なら食事療法と運動療法。
進行したら薬物療法が必要になる。
1)糖尿病の食事
糖尿病と診断されてしまったら、日常の生活強度に合った食事をする必要があります(食事療法)。糖尿病食で食べてはいけないものはありませんが、自分にあった分量の食事で、必要とする全ての栄養素をとるように工夫します。

* 標準体重(kg)=身長(m)x身長(m)x22
* 身体活動量の指標
軽労働(デスクワーク、主婦など)  25-30 kcal/kg標準体重
普通の労作(立仕事が多い職業)   30-35 kcal/kg標準体重
重い労作(力仕事の多い職業)    35-  kcal/kg標準体重
(例)身長 170cm、事務仕事の方の1日エネルギー摂取量(kcal)は?
エネルギー摂取量=1.7×1.7x22x30=1900kcal

2)糖尿病の運動療法

· 速歩やジョギングなど中程度の強さの運動を1日に15~60分程度、食後1~2時間以内に週3~5回するのがベストな方法です。
· 食後1~2時間が最適というのは血糖がもっとも高くなる時間帯だからですが、この時間でなくても早朝や深夜また食直後などを避ければいつやっても問題はありません。
· 無理して毎日続けるより、長く続けることのほうがはるかに重要です。
· 運動を始めた、最低15~20分は続けることが効果を高める秘訣です。これは運動を始めて15分を境にエネルギー消費の比率が血糖中心から脂肪中心へと移行するためです。10分程度で中断する形の運動を繰り返すだけでは、たと
え1時間運動してもエネルギー源として消費するのは血糖だけで脂肪の消費にまでには至りません。従って血糖は下がっても脂肪は減らないので療法としての効果は半減します。
3)薬物療法
主な薬物療法は、血糖を下げるための血糖降下薬という飲み薬とインスリンがほとんど分泌されない人や不足の人のためのインスリン注射です。薬物療法が必要になるのは、1型糖尿病の人。1型糖尿病の場合には体内でインスリンを
作れないため、必ずインスリン注射が必要になります。それ以外の型でも、食事療法や運動療法を続けても効果が現れない場合薬物療法を行います。

経口血糖降下薬

· ビグアナイド類(メトホルミン):肝臓がブドウ糖をつくりだすのを抑える、などの作用があります。
· インスリン抵抗性改善薬(チアゾリジン類):インスリンの働きを良くする作用があります。
· α-グルコシダーゼ阻害薬:腸からの糖の吸収をゆっくりさせ、体のインスリン分泌に合わせることで食後血糖の急激な上昇をおさえます。
· スルホニル尿素類(SU剤):すい臓からのインスリンの分泌を増やします。
· 速効型インスリン分泌促進薬:すい臓からのインスリンの分泌を増やします。
· インクレチン関連薬(DPP-IV阻害薬):インスリンの働きを良くする作用などがあります。

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当院スタッフが大腸内視鏡検査を受けた動画です。
当クリニックでは内視鏡検査に対して患者様の不安を取り除くために、
ご希望のある方へは短時間作用するごく軽い麻酔薬を使用しております。
胃内視鏡検査や大腸内視鏡検査を受けられた患者様からはいずれも満足いただいております。

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